パンク修理のやり方についてです。

パンクしたタイヤをはずしてやったほうが、

修理はやりやすいのでしょうが、リアキャリアをつけてしまったため、

外すのがたいへんだったので、タイヤを外さず行いました。

主な道具は、タイヤレバーとパンク修理キット(紙ヤスリ、溶着剤、パッチ)です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

タイヤがパンクするとこんなふうにぷにぷにになります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

では、やり方について書いていきます。

まず、タイヤの空気を抜きます。

空気入れをつける部分をバルブというのですが、

バルブにもいくつか種類があります。

roma3は、プレスタバルブ(仏式)というものになっています。

こんな感じになっていて、先端のネジを緩めて、

上からプッシュすることで、空気が抜けます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

空気が抜けたら、

roma3はついていないのですが、

バルブの根元にナットが付いている場合は外します。

 

次に、タイヤレバーを使って、

タイヤをリム(タイヤの黒いゴムの部分のすぐ内側の銀色のところ)から外します。

タイヤレバーをタイヤとリムの間に入れてください。

タイヤレバーを使う際の注意として、中のチューブを傷めないように慎重に行ってください。

ちなみに、タイヤレバーを使わなくても外れるタイヤも多いそうです。

その場合は、親指で外側によじって外してください。

ぼくの場合は、はじめてのせいもあったのか、

タイヤレバーをつかっても、タイヤが硬くてかなり外すのに苦労しました。

タイヤレバーは、ひっかかるようになっている方をさします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ささったら、リムを利用して、タイヤの淵を持ち上げて、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

逆の先端をタイヤのスポーク(タイヤの中心から伸びてる細いとこです。)に引っかけます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1本できたら、同じように、

10cmほど横にずらして、2本目のタイヤレバーを引っかけます。

そうすると、下の写真のようにタイヤレバーの部分だけタイヤがリムから外れます。

ぼくはこの作業にかなり時間がかかってしましました。

けっこう力が必要でした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2本さして、それぞれの所は外れたけど

2本の間は外れないというときは、

3本目のタイヤレバーをささってるどちらかの近くから、

さしこんで、手で持ってレバーをリムにそってずらしていってください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このタイヤレバーをリムにそって、

ずらす作業は素手でやると、リムの端で手を切ることがあるので気をつけて下さい。

 

このように、1周リムからタイヤを外していきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そうすると、中にチューブが見えます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このチューブを引っ張り出します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

全部引っ張り出します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

バルブの部分は、最後に引き抜くと簡単に抜けます。

 

そして、次にチューブの穴を見つけます。

穴の見つけ方はいくつかありますが、3つ紹介します。

  1. 耳にあてて、空気の漏れる音で見つける。(何も必要なものがないので、出先で便利)
  2. ボトルの水をかけて、見つける。(これも、ボトル程度の水があればできるので出先で便利)
  3. バケツなどの容器に水をはって、見つける。(1番簡単)

今回は自宅でやっているので、

3番のバケツに水をはってやる方法を紹介します。簡単です。

水をはったバケツに、空気を入れたチューブを入れます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

よく見ながら、ゆっくりチューブを水に入れていくと、

こういうところが見つかります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そしたら、その部分の水をふいて、

わからなくならないように、マジックなどで印をつけます。

(ちょっとわかりにくいですが、バツ印が付いてます。)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

次に、穴の周りについている汚れや水気をとり、

凹凸がなくなるようにやすりをかけます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここまでできたら、溶着剤を薄く塗ってください。

このあと貼るパッチより、広範囲に塗っておくとしっかり貼れます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

指などで伸ばして均一になるようにし、半乾きにします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いい感じになったら、いよいよパッチを貼ります。

今回は、こっちのサイズを使います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

銀色の紙をはがし、透明セロファンごとチューブの穴に貼り付けます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

チューブとパッチの間から、

空気をだすように丸みのあるものでグリグリしてください。

中心から外側に、空気を出す感じです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もういいかなと思ったら、

透明セロファンをはがしてください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

こんな感じになります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

余計な溶着剤を掃除しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここまでできたら、もう一度空気を入れて、

穴がふさげているかチェックします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ここまでで、パンク修理は完了です。

あとは、チューブをタイヤに戻すだけです。

チューブをタイヤに戻す時は、チューブからよく水気をとり、

パンクの原因になるかもしれないごみは取り除きましょう。

 

チューブに少し空気を入れてやるとやりやすいです。

まず、バルブの部分をさしこみ、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

次に、バルブのちょうど反対側、

その次に、その2点のどちらかの中間、

そして、直前のちょうど反対側とやっていくといいです。

はめたバルブの近くから少しずつやっていくと、

チューブが中で、よってしまったりします。

ねじれないようにも気をつけてください。

 

チューブの青いラインが良い目印になります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

チューブが全部タイヤの中に入ったら、

タイヤをはめていきます。

この作業は、タイヤレバーをつかってもいいですが、

手でやったほうが、チューブを傷つけにくいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここまでやって、バルブが斜めになっていたら、

タイヤをしごいて直してください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ここまでできたら、下のようになっていないか確認してください。

この状態で、空気を入れるとパンクしてしまいます。

ちゃんとタイヤの中に、チューブがおさめます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

最後に空気を入れる前に、

バルブを軽く押し込み、引っ張り出します。

タイヤ全体もよくもんでおいてください。

 

ここまで出来たら、空気を入れて終了です。

おつかれさまでした。